日本酒を錫でできた能作の酒器(片口・ぐい呑み)で飲んでみました
酒器によって日本酒が美味しくなると
言われたらやはり試してみたく
なりますよね?
お猪口やワイングラスなど
さまざまな酒器はありますが、
一番気になるのはやはり「錫」
今回は錫でできた酒器を
ご紹介します。
錫の酒器で有名なメーカーは
「能作」「大阪錫器」「高田製作所」が
ありますが、
その中でも能作の片口とぐい呑みが
セットになった限定商品です。
能作の錫の片口とぐい呑み
昨年買った限定の酒器。
またここでも限定っていう
魔法の言葉が。
限定という言葉の魔法にかかってしまい
しかも最後の1セットだったため
注文ボタンをぽちっとな。
内側にはお月さまを型取ったものに
なっています。しかも金箔。
おしゃれですよね。
日本酒を飲むのも楽しくなります。
なぜ錫の酒器がオススメなのか
といいますと、
錫には特別な効果があることが
分かりました。
錫にはイオン効果がある
昔から「錫の器に入れた水は腐らない」や
「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」と
言われています。
それはなぜなのか…。
錫はイオン効果が高く、
殺菌・鮮度保持の機能が優れています。
日本酒に含まれる不純物を吸収して
美味しくなると考えられています。
錫で作られた能作の酒器で乾杯
錫の酒器に日本酒をついでみました。
まるで水面に映る月のようです。
いい雰囲気になったところで
日本一有名な日本酒獺祭で
飲んでみました。
獺祭を注いで飲んでみると…。
…。
あまり変わらないのかも。
もしかしたら日本酒そのものが
美味しすぎる?
金属なので若干、金属のような味がします。
疑問!錫って安全なの?
錫は金属なので毒性を心配される方が
いらっしゃいますが、
日本酒やビールなどを入れて
直接口に入れるものなので
心配ですよね。
安全か危険かというと…。
日本製の錫製品は安全ということです。
日本製の錫には鉛など有害物質は
入っていません。
なので安心して使用できます。
ただ、注意なのは日本製以外のものです。
海外で生産されている錫の器などには
鉛が入っていることがあるそうです。
おみやげや骨董品で錫でできている器は
使用しないほうがいいです。
錫の特徴はほかにもあり
錫の酒器を使うと水や日本酒などが
美味しく飲めるとありますが、
それ以外にも良い特徴があります。
1.割れません。
錫はとても柔らかい金属です。
落としたりするとへこみますが、割れません。
へこんだ部分を戻すことはできます。
※元通りに戻るかと言われると難しいかも
2.錆びません。
湿気の多い場所でも錆びない金属です。
3.熱伝導率がとてもよいです。
日本酒をすぐに冷やしたり温めたり
することができます。
酒器を手で温めたりすることもできるとのこと。
逆に、熱いものや冷たいものは
やけどや凍傷に注意が必要です。
4.殺菌や鮮度の保持機能が高いです。
イオン効果でお酒やお水が美味しくなります。
花瓶に錫を入れると水が腐りにくくなり
切花が長持ちすると言われています。
5.お手入れがラクチン。
普通の食器と同じように柔らかい
スポンジで洗えます。
ただし水気をしっかり拭き取らないと
変色することがあるようですのでご注意を。
注意点ですが、冷凍庫、直火、電子レンジは
使用できません。
せっかくいい器ですので、大切にしたいですね。
日本酒はぜひ錫の酒器で
錫の器を作っているメーカーは
複数ありますが、やはり有名なのは
富山県高岡市にある「能作」です。
「より能(よ)い鋳物を、
より能(よ)く作る」を
モットーにしている会社です。
ほかにも「大阪錫器」「高田製作所」などが
あります。
錫でなくてもワイングラスなどでも
美味しく飲める器がありますので
いろいろ試してみてください。