日本史がおもしろくなる日本酒の話

日本酒本

日本史がおもしろくなる日本酒の話

日本酒の歴史は奥深い

ロシアではウォッカ、ドイツはビール、では日本は?
やはり日本酒ですよね。

①日本酒起源
日本酒の起源は煮た米を長く噛んで
お粥状にしたものを容器に吐き、
唾液の酵素で糖に分解、空気中の野生酵母が
糖をアルコールに分解、発酵させたもの
だったそうです。
昔の煮た米は固く、お米を長く噛むことで
両目の部分が痛くなります。
これが、「こめかみ(米噛み)」の言葉になったものと
言われています。
その後は土器の製造方法が向上し、お米を蒸すことが
出来るようになり、お酒造りの技術も向上したそうです。
口噛み酒はいったいどんな味、
どんな香りだったのでしょうか。
ちょっと想像するだけでもキ…ですね。

②大昔にはワインも造っていた?
長野県にある遺跡からは土器の口の縁に
小さな孔が開いていて、この孔は壺でお酒を造った際出る
ガスを逃がす孔とのことです。
この壺からはブドウの種やカスが見つかっています。
ワインの場合はブドウに付いた菌が自然に発酵して
ワインになったのでしょう。

③なぜ寒い時期に酒造りをするの?
寒い時期は雑菌が少なく、造ったお酒が
腐りにくいという理由があります。
また暑い時期にお酒を造ると短期間で
お酒が出来てしまい、味の薄いお酒になります。
夏よりも冬のお酒が美味しかったとのことですね。

④金魚酒とは?
戦争に入りお米は軍需用として回されたため
お酒を造るお米が減ってきます。
また精米歩合も制限されたために美味しい日本酒が
造れなくなりました。
お酒の生産量も減ったために市場のお酒不足が発生し、
水増ししたお酒が出回り始めました。
この水増ししたお酒を「金魚も泳げるお酒」という意味で
「金魚酒」と呼ばれるようになったのです。

⑤日本酒離れが加速
戦時中に腐造の問題を解決するために
純度の高いアルコールが添加されました。
戦後の物不足が続き、闇酒が横行するようになり
アルコール添加を応用した3倍増醸酒が開発され
質の悪い日本酒が造られ、日本酒離れが加速していきました。

その他には、フランシスコ・ザビエルは西洋人で初めて日本酒を飲んだとか、
日本酒を300年寝かせるとどうなるかなど興味をひくものがたくさん書かれています。
そんな歴史を紹介しつつ、酒蔵訪問などのお話も書かれています。
鳳鳴酒造ではモーツァルトやベートーベンを日本酒に聞かせているそうです。

一番印象的だったのが「奈良」の「ナラ」は朝鮮語で「国」という意味だそうです。
大陸からの影響はずっとずっと昔からあったのですね。

興味のある方は読んでみてください。

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